カウンセリング例 ご主人のパワハラ②
①の続きです。
ご主人の性格、生い立ちなど言える範囲で言っていただき、
原因らしきものが見えてきました。
思った通り、親の影響でした。
ご主人の両親は子どもを支配したがり、なんでも言いなりにさせたい親。
毒親・・・までは感じませんでしたが、結構厄介かな?という印象。
支配されて育った子どもはどこかで支配したがったりします。
暴力を受けて育った子が繰り返すことも少なくない・・・
悲しい事ですが、大いにあることで、毒親育ちは毒親になりがちです。
この方の場合、ママさんをカウンセリングするより
ご主人、そしてその両親の方をあらためてもらわないことには解決はしません。
ですがママさんは、今のところ子どものために我慢するしかないと
おっしゃっていました。
ただ・・・
今まで誰にもこのことを言えなかった。
お金のことなんて友達には恥ずかしくて言えないし、実の親にも
心配をかけるだけなので言えるはずがない。
誰にも言えないということがまたストレスになり、苦しかった、と。
私に話したことで、その時は解決こそしてないけど
苦しい塊みたいなつっかえてた物が少し消化した、とおっしゃってました。
そして短時間でも定期的に通って下さり、その間に
ご主人の意識を変える作戦を企てました。
徐々にですが、変わってきて、子どもに関してはかなり理解を示し
表情も変わってきたそうです。
ご主人を変える、というよりは、気付いてもらう という感じです。
一時は離婚も考えたそうですが、心底憎いわけではなく、お金のこと以外では
嫌いではないとおっしゃったので、これは良い方向に向かうのが
無理ではないな、と判断しました。
ご主人も、がちがちの価値観をちょっと変えてくれたら良い人です。
人様のご家庭・・・
ご事情は100人100様。
私が立ち入って良いのはクライアント様が自らおっしゃった事だけ。
その中から推測し、お気持ちに寄り添い 一緒に考えていきます。
全て理解できるわけもなく、立ち入れるはずもないけれど
私のやり方は「私ならどうして欲しいか?」から考えます。
そこにクライアント様の性格なども考慮し、明るい方向を探します。
今も数件 一緒に頑張っているママさんがいます。
どうか頑張るママさんが、少しでも笑ってくださるように・・・
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