不登校さん
年々増えている不登校さんですが・・・
それぞれご事情は違います。
多いのが
起立性調節障害の方。
そしてHSCの方。
あとは、対人関係、そしていじめ・・・
全てにおいて、頻度や重度など全て異なっていて
一概に言えることなんて何もありません。
なので解決も簡単ではありません。
じゃあ大人たちは何をしてあげられるんだろう・・・
カウンセリングにマニュアルはありません。
あってもその通りに行くわけもないので無駄です。
私の思う「できること」の一つは、お話しを聞く。
お気持ちを聞く。
本音を吐き出させてあげる・・・
まずはここからだと思っています。
それはお子様ご本人もそうですが、親御様も同じ。
お子様に色々葛藤があり、苦しんでいるのは事実。
と同時に、親御様も苦しんでらっしゃいます。
私は長年、現場でその生徒さんと接してきました。
今も多くの不登校さんが来て下さっています。
共通して言えることは
「みんな平気ではない」ということ・・・
一見、学校に行かなくなったら気分がスッキリして変わってきた。
少し気が楽になった。
休んで良いと決まったら元気になってよく食べるしゲームをする・・・
親御さんはそんなお子さんが なんかのんきそうでちょっとイラっとしたり・・・
実際の生徒さんの話。
中学生の方です。
全然学校に行ってなかったけど、なんか気が向いて行ってみようかと思う。
友達も歓迎して応援してくれてるし・・・
その口調は平然を装い明るく話してましたが、私は
「ん?無理してる」と思ってました。
今まで行かなかったのに、なんで急に行こうと思ったんだろう?
世間話に紛れて本音を探ってみました。
やはり・・・
もう中学に入ってほとんど教室には行けてない。
別室登校をたまにしている。
それではダメなんですよね・・・ご本人が。
教室に毎日行って全部の授業を受けてないと
「普通」じゃないんです。ダメな人、と自分で思っているんです。
だから時折襲ってくる「罪悪感」や「劣等感」と闘っているんです。
私は頑張れとも、行けたらいいね、とも言いませんでした。
もちろん「そんな気持ちになれて良かったね」や
「頑張って」も。
それってやっぱり、「行ける方が偉い」と思わせますよね?
あくまで淡々と、でも最大限の優しい気持ちで
私「へ~~そうなん??またどうしたん?」
(明るく、軽めに がコツです)
生徒さん「いや・・・家にいても暇やし、今なら行けるかな?って」
私「お~~そう思ったなら一回行ってみて あかんかったらやっぱやめとき~
また教えて!」
短くリアクションします。
(しつこく理由や心境をここでは聞きません)
後日
その日は不登校さんお二人とお勉強してました。
そして生徒さんの方から、やっぱ学校は、教室はしんどい、無理、という
カミングアウトがありました。
そこは、顔色を見て、話したそうならとことん聞いてあげます。
まず、この場合自分から話しだしたので聞いて欲しいんです。
でも冗談を挟みながら満面の笑みで、お話しを聞きました。
この子たち・・・不登校歴が長くなって、親御さんともめたり
苦しくて辛い時期も乗り越え、もう学校なんて行かなくていいや~という
域まで達し、親御さんもお話ししましたが、もう乗り越えていまはいい意味で
諦めてスッキリしています、とおっしゃってましたが
まだ闘っています。まだ葛藤があります。
まだ劣等感や疎外感や罪悪感などを持っています。
高校でリスタートするのを楽しみにされています。
私にできること。
それは、居場所を作ってあげること。
褒めてあげること。
自信を持たせてあげるために、勉強を教えること。
話しをとことん聞くこと。
味方でいること。
トータルして、笑って帰してあげること。
お子様が不登校で悩んでいらっしゃる親御様。
またご自身が不登校の生徒さん。
カウンセリングは電話でもチャットでもOKです。
お気軽にお問合せ下さい。
また、お近くの方でしたらママの会にご参加下さいね!
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